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プログラム
2005年度 統計関連学会連合大会 プログラム
- コンペティション講演の参加資格は2005年4月1日で30歳未満の研究者とします.連名による研究報告でもかまいませんが,その場合は口頭発表を行う者が対象者となります.
- コンペティション講演者の中から,2005年度統計関連学会連合大会最優秀報告者1名,優秀報告者(原則として)2名を選考し表彰します.
- 企画セッションは次の7テーマが行われます.テーマ名とオーガナイザおよびセッションのねらいは次の通りです.企画セッションの運営はオーガナイザに一任していますので,企画セッションでの講演を希望される方は直接オーガナイザに相談してください.
- また,特別講演として次の2件が行われます.
- 日本統計学会会長就任講演
- 講演者:山本拓 日本統計学会会長
- 講演タイトル:「経済における時系列分析:展望」
- オーガナイザ: 竹村彰通 (東京大学)
- 日本計量生物学会奨励賞受賞者講演
- 日時:2005年9月13日(火) 9:00〜10:20
- 場所:B会場
- オーガナイザ: 上坂浩之 (日本計量生物学会企画担当理事/日本イーライリリー)
- 講演者および演題:
- 丹後俊郎 日本計量生物学会会長/国立保健医療科学院
「計量生物学会奨励賞について」
- 山本英晴 東京理科大・理工/中外臨床研究センター
「A Measure of Departure from Symmetry for Multi-way Contingency Tables with Nominal Categories」
- 松井茂之 京都大学大学院医学研究科社会健康医学系専攻薬剤疫学分野
「再起的事象のランダム化に基づく解析」
- チュトリアルセッションは2テーマをパラレルで行います.
- 日時: 2005年9月12日(月) 13:30〜16:30
- 講演1: 原爆被爆者における放射線被曝線量と健康・寿命の関係.統計的解析方法と結果
講師: Dr. John Cologne (放射線影響研究所,統計部部長代理)
(なお、講演は日本語で行われます。)
概要:過去50年にわたり放射線影響研究所で行ってきた原爆被爆者の健康実態に関する追跡研究により明らかにされた原爆放射線の人への健康影響に関する最新の知見について,その方法論の主体である統計的手法に対する説明を加えながら紹介する.この講演をもって,一般市民にとって現在問題となっている職業被曝や医療被曝について,科学的視点に立った的確な対処法や判断のための一助としたい.
- 講演2:原爆被爆者のこころとくらしの実態:朝日新聞「被爆60年アンケート調査」結果を手がかりに
講師:川野徳幸(広島大学原爆放射線医科学研究所,国際放射線情報センター)
概要:2005年4月,朝日新聞社は広島大学および長崎大学の協力の下に,原爆投下後から60年にわたる「いのち」,「くらし」,「こころ」の各視点における核被害の状況,被爆者援護や現存する核兵器に対する思いや考えを調査するため,日本全国の原爆被爆者約4万人を対象にアンケート調査を実施した.
本講演では,上記アンケート調査結果をもとに,60年間にわたる(継続的な)原爆被害の実態としての被爆者の「くらし」と「こころ」に焦点を当てる.「被爆者は過去60年間どのような経済的社会的被害を受けてきたのか?」,「どのような精神的影響を受けてきたのか?」などの視点から関連する質問項目に対する回答結果の統計解析を行い,原爆被害の過去と現状の一端を考察する.