プログラム

チュートリアルセッション

下記の2つのテーマでチュートリアルセッションを開催します。2つの会場で並行して行われますので、どちらかをお選びください。なお、途中でもう一方のテーマへ移動されても追加料金はかかりません。

日 時:2015年 9 月 6 日(日)13:00~16:00
場 所:岡山大学 創立五十周年記念館
受付開始:12:30(受付場所:創立五十周年記念館 1階ロビー)

テーマ1:統計データの新しい利活用方法

講演者:西村 正貴((独)統計センター)、山田 利美((独)統計センター) 他

場 所:岡山大学 創立五十周年記念館 金光ホール    岡山大学 創立五十周年記念館 2階会議室

概 要:

独立行政法人統計センターでは、統計データの利活用を促進するため、総務省統計局と協力し、統計におけるオープンデータの高度化の取り組みを進めており、昨年度、政府統計の総合窓口(e-Stat)の新機能としてAPI機能及びGIS機能(地図による小地域分析)の提供を開始した。API機能は、e-Statに登録されているデータをプログラムなどから自動的に取得できるなど、これまでのデータ収集の方法を大きく変える機能となっている。
また、新しいGIS機能(地図による小地域分析)は、利用者の保有するデータをシステムに登録し、 国勢調査の小地域集計結果などと組み合わせて地図上で表示できるなど、 地図を使用した新たな分析が可能をなっている。
本チュートリアルでは、上記二つの機能の概要を説明するとともに、 具体的な使用方法、分析事例などを紹介する。

テーマ2:スパース推定と統計解析

講演者:川野 秀一(電気通信大学)

場 所:岡山大学 創立五十周年記念館 2階会議室    岡山大学 創立五十周年記念館 金光ホール

概 要:

スパース推定とは、統計モデルに含まれる不要なパラメータの値を0と推定することにより、パラメータの推定と変数選択を同時に行う統計的推定法である。工学、生命科学、医学などの様々な分野で成功を収め、いまなお著しく理論面、応用面ともに発展を遂げている統計手法である。本チュートリアルセミナーでは、スパース推定を勉強してみたい方に、スパース推定に関する基本的な事柄と最近の発展について概説する。
セミナー前半部分では、まず正則化法から解説し、lasso推定法をはじめとした様々なスパース推定法をできる限り紹介する。後半部分では、スパース推定の推定値を得るための計算アルゴリズムについて解説する。
なお、本セミナーでは、推定量の一致性などの理論的性質についてはほとんど触れない予定である。

※事前参加受付は、こちらから手続きできます( 8 月17日(月)17:00まで)。
※当日参加も受け付けますが、あらかじめ参加費を納めていただく場合、大幅な割引が受けられます(参加費についてはこちらをご覧ください)。