プログラム
チュートリアルセッション
いまAI(人工知能)旋風が巻き起こっています。人工知能への挑戦は,人類が月面に送る挑戦になぞらえて「AI版アポロ計画」とも呼ばれています。本チュートリアルセッションでは,今年2月にベストセラー『AI vs. 教科書が読めない子どもたち』を発表された新井紀子氏と氏の共同研究者たちにご講演いただく運びとなりました。幅広い分野で注目を集めているテーマですので,奮ってご参加ください。
- 日 時:2018年9月9日(日)13:00~16:00(休憩時間を含む)
- 会 場:中央大学・後楽園キャンパス 5号館 5階 5534教室(A会場)
- テーマ:AI vs. 教科書が読めない子どもたち
- 講演者:新井 紀子(国立情報学研究所),尾崎 幸謙(筑波大学),登藤 直弥(筑波大学)
概要:
セッションの前半では新井氏に,AIの可能性と限界,そこから始まるリーディングスキルテスト(RST)の設計と,いくつかの問題の紹介とその正答率から見えてきた,現代の中高校生の読解力の恐るべき低さなどについて解説していただきます。セッションの後半では,RSTの統計的基盤の設計をされた尾崎氏と登藤氏にご登壇いただき,RSTの妥当性をどのように担保し,また,今年度から始まる社会普及版をどのように設計したのかについて説明していただきます。時間が許せば,新たに判明した研究成果もご紹介いただく予定です。
※事前参加申込は,こちらから手続きができます(8月20日(月)17:00まで)。
※当日参加も受け付けますが,参加費を期日までに納めていただく場合,大幅な割引が受けられます(参加費についてはこちらをご覧ください)。
市民講演会
計測技術やICTなどの急速な進展により,大規模で複雑化したデータを分析し,そこから価値を創造するという第4次産業革命の流れが急速に進んでいます。知識発見や新たな価値を創造するデータサイエンスの必要性がますます高まる一方,世界的にデータサイエンティストが不足しているのが現状となっています。本講演会では,データサイエンティスト協会理事で,データサイエンスの最前線で活躍されている上村崇氏をお招きし,「我が国におけるデータサイエンティストの活躍状況」と題してご講演いただくことにしました。奮ってご参加ください。
- 日 時:2018年9月9日(日)16:30~18:00
- 会 場:中央大学・後楽園キャンパス 5号館 5階 5534教室(A会場)
- テーマ:我が国におけるデータサイエンティストの活躍状況
- 講演者:上村 崇(株式会社ALBERT/データサイエンティスト協会理事)
概要:
ビッグデータの活用やAI技術への注目が集まる中,我が国におけるデータサイエンティストの重要性は高まる一方です。それに伴い,国内におけるデータサイエンティストのリソースは枯渇状態にあります。本講演会では,データサイエンティストとはどのようなスキルを持った人材を指すのか,また,国内におけるデータサイエンティストの活躍状況や育成環境について解説していただきます。さらに,現在データサイエンス及びAI技術が,実社会においてどのように活用されているのかを具体的な事例を含めてご紹介いただくとともに,今後我が国においてデータサイエンティストにどのような役割が期待されているのかについてもご説明いただく予定です。
※事前参加申込は,こちらから手続きができます(8月20日(月)17:00まで)。
※参加費は無料です。