プログラム

特別企画セッション「データサイエンスの展望」

  • 日 時:2018年9月12日(水)15:30~17:30
  • 会 場:中央大学・後楽園キャンパス 5号館 5階 5534教室(A会場)
  • オーガナイザー:統計関連学会連合大会組織委員会
  • 栗原 考次(組織委員長,岡山大学),汪 金芳(プログラム委員長,横浜市立大学),
  • 鎌倉 稔成(実行委員長,中央大学),笛田 薫(運営委員長,滋賀大学)
  • 座 長:栗原 考次(統計関連学会連合大会組織委員長,岡山大学)

近年,計測技術の進展により各分野で大規模データベースが構築され,ICTの発達によりインターネット等を通じて複雑化したデータベースを分析・活用する第4次産業革命の流れが急速に進んでいます。また,情報を効果的・効率的に収集・集約し,革新的な手法により知識発見や新たな価値を創造するデータサイエンスの必要が高まっています。

平成28年12月数理及びデータサイエンス教育の強化に関する懇談会の答申を受けて,文部科学省は「数理及びデータサイエンス教育の強化事業」として,数理及びデータサイエンスに係る教育強化の拠点校を選定しました。平成30年度は,Society5.0に対応した「超スマート社会の実現に向けたデータサイエンティスト育成事業」として,ビジネス課題や社会課題に答えを出す人材を育成する実践的教育を推進しています。

特別企画セッションでは,最初に「数理及びデータサイエンス教育の強化に関する懇談会」座長有川節夫先生にその経緯や趣旨等を解説していただきます。次に,教育強化の拠点校から滋賀大学データサイエンス学部長竹村彰通先生,大学院教育・研究所から情報・システム研究機構長藤井良一先生にそれぞれの取組,さらに,政府統計分野から独立行政法人統計センター理事長椿広計先生,産業界からデータサイエンティスト協会代表理事草野隆史先生,にそれぞれの立場からデータサイエンスの展望についてご講演いただきます。パネルディスカッションでは,討論者として統計数理研究所所長樋口知之先生及び横浜市立大学データサイエンス学部長岩崎学先生を迎え,データサイエンスの今後の展望という重要な課題について議論したいと思います。

■プログラム

1. データサイエンスの展開への期待
  • 有川 節夫(放送大学学園)
2. データサイエンス学部卒業生の人材像
  • 竹村 彰通(滋賀大学)
3. 情報・システム研究機構におけるデータサイエンス推進の取組ついて
  • 藤井 良一(情報・システム研究機構)
4. 公的統計分野におけるデータサイエンス力強化支援の取り組み
  • 椿 広計(統計センター)
5. AI/IoT時代のデータサイエンティストの役割
  • 草野 隆史((株)ブレインパッド)
6. 指定討論
  • 樋口 知之(統計数理研究所)
岩崎 学(横浜市立大学)