プログラム
文部科学省科学技術試験研究委託事業「数学・数理科学と諸科学・産業との協働によるイノベーション創出のための研究促進プログラム(略称:数学協働プログラム)」による数学協働プログラム・ワークショップ「統計科学の最先端と産業界・諸科学への展開」の開催について
共催:大阪大学金融・保険教育研究センター・文部科学省(統計数理研究所)・統計関連学会連合
9月9日(月)10:00-17:30、10日(火)10:00-12:00
会場:A会場
企画セッションのうち、「ビッグデータサイエンスとエンジニアリング」、「確率微分方程式モデルの金融・保険数理統計」、「スポーツ統計と統計科学の融合」、「計算機統計学からのゲノムデータ解析」については数学協働プログラム・ワークショップ「統計科学の最先端と産業界・諸科学への展開」として実施し、参加費無料といたします。
趣旨:我々が現実社会で直面する現象は高次元で複雑に関連しあっており、それらを科学的に解明することは、数学・数理科学に携わる研究者のみならず、医学、生物、経済、心理、といった諸科学、さらにスポーツや広告、情報産業などの産業界にとっても大きなテーマである。革新的に進化した情報技術が提供するビッグデータと呼ばれる膨大なデータの蓄積は、それらを科学的に解析する技術の確立への要望を更に強めている。この数学協働プログラム・ワークショップ「統計科学の最先端と産業界・諸科学への展開」においては、特にゲノムデータ解析、金融・保険、スポーツ、そしてビッグデータ自体をとりあげる4つのセッションにより、最先端の研究成果が報告される予定である。産業界、諸科学の方面からの課題提議や双方向の議論を通し、基礎研究だけでなく実務的な応用をも念頭に置いた数学・数理科学の関連分野への貢献の方向と方策を見出すことを、各セッションの共通目的としたワークショップとなっている。