大会特別セッション
統計関連学会連合では、東日本大震災後2011年6月に連合各学会の評議員、理事などに呼びかけて、放射線の影響などについてのヒアリングを行いました。また、2011年度統計関連学会連合特別セッションでもその種の問題についての討論を重ねてきたところです。
本年度は福島第一原子力発電所事故により放出された放射性物質に話題を絞り込み、放出から健康影響に至るまでの経路、現在も続く放射線被ばくについて、専門家を招待し俯瞰することで、今後統計家としてなすべきことが何かを考えるための特別セッションを企画します。
- 日 時: 9月11日(火)17:00〜19:00
- セッションタイトル: 「福島第一原子力発電所事故の放射能影響に関するデータに基づく俯瞰」
- セッションオーガナイザー: 椿 広計(統計数理研究所)
- セッション概要: 本セッションでは、1.福島第一原発から放出された放射性物質がどの程度あったのか、2.どのように大気中に拡散し、土壌・海上に沈降したのか、3.そして人々はどのような暴露を受けた、あるいは受けつつあるのか、4.そしてその健康影響はどのようなものであるかをそれぞれの分野の専門家に紹介いただき、この問題に関する今後の統計関連学会連合の取り組みについて議論を進めたい。