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市民講演会
下記の2つのテーマで市民講演会を開催いたします。参加費は無料です。
- テーマ1: 「若紫やさぶらう―いま『源氏物語』をコンピュータで読む」
- 講 演 者: 村上 征勝 先生(同志社大)
- 時 間: 16:30〜17:15
- 概 要: 「若紫さんは控えておられますか」、『紫式部日記』の寛弘5(1008)年11月1日の記述には、紫式部が
『源氏物語』の登場人物の若紫(のちの紫の上)に見立てられ、藤原公任からこのように話しかけられたとある。紫式部によって『源氏物語』が書かれてから1000年を経た今日においても、『源氏物語』54巻がどのような順番で書かれたのか、54巻の中には紫式部以外の人によって書かれた巻があるのではないかなど、日本古典文学の最高峰とされる物語にもいまだ不透明な部分は多い。
このような問題に対し、コンピュータを用い文章を数量的に分析することで解明しようとする研究が試みられている。講演では、これまでの国文学の分野における研究とはまったく
異なる。数量的観点から『源氏物語』を読む研究を紹介する。
- テーマ2: 「新学習指導要領で目指すもの−統計の内容を中心に−」
- 講 演 者: 長尾 篤志 先生(国立教育政策研)
- 時 間: 17:15〜18:00
- 概 要: 平成21年3月に告示された高等学校学習指導要領数学科では、数学的活動が一層重視され、
数学Tと数学Aに課題学習が設けられるとともに、数学Tに統計の内容「データの分析」が導入されました。今回、このような教育課程の改善を通して何を目指そうとしているのか、「データの分析」ではどのような指導を行いどのような能力を生徒に育てるべきなのかなどについて、お話しいたします。