コンペティション担当企画委員(責任者) 富澤貞男
過去4年に引き続き,5回目のコンペティション講演を企画しました.参加資格は,2007年4月1日時点で満30歳未満の若手研究者(大学院生,教員を問わない)です. 連名講演の場合は,コンペティション対象者は実際に口頭発表する方です.なお,研究報告の申し込み時点で,発表者は,主催5学会のいずれかの会員でなければなりません (ただし,申し込みと同時に入会手続きをする方も含みます).
昨年との大きな違いは次の点です.昨年は事前審査を行いましたが,今年は行いません.したがいまして,コンペティション講演を申し込まれた方皆さんに大会当日に講演していただきます.
審査方法については,該当するセッションの参加者の自主記名投票に基づき,企画委員会で選考することにします.なお,自主記名投票での評価は3段階評価で行う予定です.ただし,講演者ならびに共著者は自身への投票は出来ません.
審査では,研究内容はもちろんですが,研究発表のプレゼンテーションに対しての評価を重視します.発表者各自が,十分に準備,工夫をされて,聴衆の多くの方が,これは実に素晴らしいプレゼンテーションであるとつくづく感嘆するような講演を期待しております.
最優秀報告者1名,優秀報告者(原則として)2名を選考し,大会の閉会式(表彰式)にて受賞者を発表して表彰します.大学院生を含む若手研究者の皆さんに,是非ともコンペティション講演に申し込んでいただき,最優秀報告賞や優秀報告賞の受賞を目指して頑張っていただきたいと思います.
このような大変権威ある大きな学会でコンペティション講演することは(受賞する,しないにかかわらず),若手の皆さんにとって大変に有益であり,今後の研究活動への大きな励みになると思います.若手によるコンペティション講演は,毎年,大変多くの方が関心を持って注目しております.多くの方に自分(自分の研究と自分自身)を知ってもらう,又とない絶好のチャンスです.
コンペティション講演については毎年その方法が変化しています.どの方法にも長所と短所がありbest solutionはないように思います.しばらくいくつかの方法を試してみるという状況が続くものと思われます.参加者にはご迷惑をお掛けしますが,生みの苦しみとご理解ください.
若手の皆さん,是非コンペティション講演への申し込みを考えてみてください.