2006年度 統計関連学会連合大会
主催: 応用統計学会・日本計量生物学会・日本統計学会
協賛: 日本行動計量学会・日本計算機統計学会・日本分類学会
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2006年度統計関連学会連合大会へのお誘い


実行委員長 佃 良彦 (東北大学大学院経済学研究科)

 2006年度統計関連学会連合大会が応用統計学会,日本計量生物学会, 日本統計学会, の3学会の共催で2006年9月5日(火)〜9月8日(金)の4日間に渡り, 仙台市の東北大学川内キャンパスで開催されます。 私は同実行委員長の役をお引き受け致しました。 本稿では会場となる東北大学および仙台市とその周辺を紹介致します。

 東京の北約300キロにある仙台市は,東京駅から東北新幹線で約1時間40分の距離です。 大会の行われる東北大学川内キャンパスは,仙台駅から欅並木の茂る青葉通を西に向かって2キロ程進み,広瀬川を渡った青葉山の麓にあります。 この場所は仙台藩の城(青葉城)のあった場所に隣接しています。 川内キャンパスは南が東北大学植物園,西が青葉山,北と東が広瀬川に囲まれた木々の緑豊かな場所です。 川内は文科系研究科が中心のキャンパスですが,東北大学には他に片平丁,雨宮地区,星陵地区,青葉山キャンパスが仙台市内にあります。

 仙台市は仙台平野の中心に位置し,1600年代初めに伊達政宗が開いた城下町として発展しました。 江戸時代は伊達藩62万石と言われる東北地方の最大の外様大名でした。 明治維新の際に,東北地方の諸藩は徳川幕府に付いたために明治政府からは冷遇されました。 しかし,仙台は1889年(明治22年)に市制を施行し仙台市が誕生し,司法・運輸・通信などの政府機関や各種教育機関が仙台市に開設され「東北の治府」また「学都」となりました。 市制開始当時の人口は10万人に満たないものでしたが,市制100周年を迎えた1989年には東北地方で初めての政令指定都市に移行しました。 1999年には人口が百万人を越え,東北地方の中枢都市として今日に至っています。

 仙台の西へ車で20分程のところに秋保温泉があります。 山間の美しく静かな場所です。 仙台市から東へ30キロ(電車で35分)行くと,日本三景の一つとして知られる松島に着きます。 828年に建立された瑞厳寺には伊達政宗が再建した桃山文化の粋を集めた伽藍があり,瑞厳寺は伊達家の菩提寺にもなっています。 さらに東に足を伸ばせば石巻,金華山にも連なります。 仙台市の北へ新幹線で30分ほどすると平泉の中尊寺にいたります。 奥州藤原三代のつわものどもの夢のあとを窺い知ることができます。 江戸時代の俳人・松尾芭蕉が巡り,源義経伝説の由縁ともなった歴史の面影を偲びながら巡ってみるのも良いかもしれません。

 皆様には,当大会参加の機会を利用して東北地方の自然と山海の味覚を是非味わっていただきたいと存じます。
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