2004年度 統計関連学会 連合大会 at 花巻

保育室実施報告

2004年9月28日

保育室委員会

今年は、花巻で子育て支援ボランティア活動を展開している子育て支援サークル「ほのぼの」の皆様に保育をお願いしました。場所は普段レディスルームと呼ばれている明るくてきれいな部屋を使わせていただき、「ほのぼの」の皆様に準備していただいたオモチャや絵本、手作りのお家などで楽しい空間が出来上がりました。

保育室を利用した子供は、2歳児4人、4歳、5歳、6歳、71人ずつの7家族8人で、昨年に比べ利用者数は1人増えただけですが、託児の延べ利用時間は格段に増え215時間でした(昨年は76時間)。「ほのぼの」からはたくさんの保育者の方が来て下さり、子供1人に保育者ほぼ1人という恵まれた状況でした。

保育室の中でもオモチャや工作、絵本などいろいろな遊びで楽しみましたが、散歩や虫取りにも何度も連れて行ってもらいました。94日(土)には4歳以上の子供達4人が近くの岩手県農業研究センターで開催された「子ども農産物収穫体験」に参加し、じゃやがいも、とうもろこし、枝豆を収穫して来ました。今年の連合大会で花巻を一番満喫したのは子供達かもしれません。

会期には土・日も含まれていましたが、看護士さんの常駐する保健室を会期中ずっと開室していただいていたので安心でした。実際、何人か利用させていただきましたし、看護士さんに適切なアドバイスをいただいたお蔭で風邪を引かずにすんだ子供もいました。

今年も財団法人日本統計協会から助成金をいただきました。

保育室の設置・運営にご協力、ご支援いただいた皆様、誠にありがとうございました。

2004年度保育室の概要と利用状況

期間:連合大会会期中(チュートリアルを含む) 2004年9月3日(金)〜6日(月)

場所:富士大学 レディスルーム

対象:0歳児より小学生まで(大会参加者の子供に限り)

利用形態:ベビーシッターによる託児サービス(有料)、または保護者同伴のうえ休憩室としての利用

利用・運用に関する規則:保育室利用規定、保育室運営規定

託児サービスの際に提出してもらうもの:
利用申込書・同意書(申し込み時)(Word ファイル)
保護者連絡表(利用日ごと)(Word ファイル)
保険証のコピー(利用初日)

保育者:子育て支援サークル「ほのぼの」のメンバー。子供一人に保育者ほぼ一人。開室時間は長かったが各日一日を通して保育を担当する保育者が少なくとも一名はいた。

保険:保育室委員会で賠償責任保険、傷害保険に加入した。

設備:施設が新しくカーペットもきれいだったので掃除機を丹念にかけてそのまま使用し、一部パズルマットを敷き木綿の敷物を置いた。昼寝用スペースは、初日はパズルマットにタオル地のベッド敷パッドを広げた場所、2日目からはソファを並べてベッド敷パッドを広げた。ソファを並べた方が寝心地が良さそうでいろいろと都合も良かった。オモチャ・絵本は「ほのぼの」の備品や公共団体からの借り物をたくさん準備していただいた。手製のものもたくさんあり、ダンボールで作ったお家が2件置かれていた。保育室委員会で準備したものもあったが、必要はなかったようだ。雑貨類は保育室委員会で準備した(委員会準備品)が、「ほのぼの」の方もいろいろと持って来て下さった。冷蔵庫、電子レンジは大学事務員用の水場にあるものを使用させてもらった。水場、トイレは保育室から30メートル位離れていた。扉は一部ガラスが模様のように入っているもので開閉は子供もできた。

食事:原則として「昼食は保護者持参でできるだけ保護者と一緒に食べる。特に都合が悪い場合は事前に連絡をし保育者に食事の補助を依頼する。」ということであったが、(恐らく保護者持参の昼食がどうしてもコンビニの菓子パンなどになるのを見て)保育者の方が好意でおにぎり、炊き込みご飯、おかずなどを持って来て下さった。また、食事補助も保育者の方にお願いした保護者が多かったようである。おやつ・飲み物の準備は事前に「ほのぼの」にお願いした。

利用状況:2歳児4人、4歳、5歳、6歳、71人ずつの7家族8人が利用
     託児の延べ利用時間は215時間


開室時間: チュートリアル、シンポジウム、研究報告会の開始10分前から終了直後まで、および、大会運営に関わる業務や会場で開催される会議に出席の間

9月3日:10:25−20:00(当日に18:00までに変更となった)
9月4日: 8:20−18:00
9月5日: 8:00−17:40
9月6日: 8:20−15:40

保育料:未就学児:1時間 300, 4時間 1000, 12000

 小学生 :1時間 300円, 4時間 1000円, 12000

       委員会などのための時間外保育は一時間 400円

兄弟姉妹の2人目以降は半額、また、保護者が学生・非常勤職の場合も半額とした。


収支:

収入
内容 単価 数量 前年度実績
利用料 45700 1 45700 33750
助成金(日本統計協会) 200000 1 200000 200000
合計 245700 233750

支出
内容 単価 数量 前年度実績
シッター代 153250 194877
シッターお弁当代 1000 27 27000
「ほのぼの」準備費    10000
おやつ・お茶・消耗品費 3000 4 12000
消耗品費 12531
携帯電話レンタル代 4990
保険代 18040 8025
設営費 0 30000
郵送費 7270
その他 1575
合計 245656 232902

昨年はシッター代にお弁当代、準備費、おやつ代、消耗品費が含まれていた。


その他:
* 開室時間中は担当保育委員が携帯電話を持った。今年は、保育室と大会受付がすぐ近くで、かつ、大会受付の仕事をしている保育委員が二人いたので、保育委員に連絡を取る必要がある場合は、まず受付にいる保育委員を呼び、いない場合は携帯電話で担当保育委員を呼ぶということにした。
* ガラスで模様が入った扉だったので中が少し透けて見え、保育室であるということは多くの参加者が気付いたと思われる。
* 受け入れ、引き取りの際に ID を確認するということはしなかった。運営規則の(3),(4),(5)はあまり守られていなかった。

来年度への引継ぎ事項:
保育の様子(お昼寝の時間など)が保護者にわかるような方法を保育者とも相談して事前に考えておく方がよい。

保育室委員会:

勝浦正樹(名城大学), 桜井尚子(東京情報大学), 佐藤整尚(統計数理研究所), 船渡川伊久子(東京大学), 南美穂子(統計数理研究所), 宮本暢子(東京理科大学), 渡辺美智子(東洋大学)

連絡先メールアドレス:hoiku@ajss.gr.jp

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